美味しく、かつ持続可能なガストロノミーの世界を創造するために。 「スイート・ガストロノミー ガイドライン」を発表
スイート・ガストロノミーは、人生において大きな楽しみのひとつですが、サステナビリティ(持続可能性)に関する課題を抱えています。しかし、実際にはどのような課題が存在し、その課題に対処するために具体的にどう取り組むべきなのか、などについてのガイドラインが今まで存在しませんでした。そこで、ヴァローナは、公式サステナビリティ・パートナーであるFood Made Good (サステイナブル・レストラン協会) と世界中のシェフの皆さまのご協力を得て、スイート・ガストロノミー界が抱える主な課題をわかりやすく説明し、今後の指針となる「スイート・ガストロノミー ガイドライン」を作成しました。
この「スイート・ガストロノミー ガイドライン」では、スイート・ガストロノミー界のビジネスにとって、サステナビリティがどのような意味を持つのかを包括的にとらえ、チョコレートだけにとどまらず、全ての食材に関わることや、エネルギーや水資源、地域社会や従業員への関わりに至るまで、「調達」「社会」「環境」という3つの柱を通して、この業界が抱えている主な課題を検証し、それぞれの課題に対する実践的なアドバイスをまとめています。また、無料のオンライン自己診断ツールもご用意しております。こちらは、35項目の質問にお答えいただくと、現在のサステナビリティに関するレポートと今後のビジネス活動へのアドバイスが取得できます。
スイート・ガストロノミー ガイドライン
https://valrhona.co.jp/pdf/valrhona_sweet_gastronomy_guideline.pdf
ヴァローナ オンライン自己診断
https://www.valrhona-audit.com/
シェフの皆さまには、美味しく、かつ持続可能なガストロノミーの世界を創造する力があります。ヴァローナでは、わたしたちが大切にしているデザートやチョコレート、アイスクリームなどに対して、美味しさを追求すると共に、持続可能なものにできるよう、皆さまと共に取り組んでいきたいと考えています。
サステナビリティ・フレームワーク
「スイート・ガストロノミーガイドライン」を読む
スイート・ガストロノミー業界が抱えるサステナビリティに関する主な課題を詳しく検証し、現状を改善するための実践的なアドバイスやケーススタディをまとめています。
「スイート・ガストロノミー ガイドライン」はこちらから。
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皆さまのビジネスがどのように行われているのかについて、現状を把握し、今後、より持続可能なビジネス活動を行うためのアドバイスを提供いたします。下記より、無料のオンライン自己診断をぜひお試しください。
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ヴァローナとFood Made Good (サステイナブル・レストラン協会) は、「スイート・ガストロノミー ガイドライン」を作成するにあたり、12ヵ国、30人以上のシェフの皆さまにインタビューを行いました。ペストリーシェフ、ショコラティエ、ベーカリーシェフ、アイスクリームのスペシャリストから、ホテル、レストラン、イベントで働く人まで、さまざまな専門家にご参加いただき、世界中のシェフが直面しているサステナビリティに関する課題とその対処法について、グローバルな視点も取り入れながら、このガイドラインを作成いたしました。
このプロジェクトにご協力いただいた全ての皆さまに感謝いたします。
<ご協力いただいた日本人シェフのご紹介> ※五十音順
岩澤 正和シェフ 【オーナーシェフ ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ】
コメント:ヴァローナ社のサステナビリティへの活動・関心はとても勉強になり、共感が更に高まりました。食材供給への信頼から、今後も安心してレストランで取り扱うことができます。特に僕たち料理人が気にする農家や生産者との対等な関係には一番注目しています。カカオ生産地への設備投資は勿論、子供たちの学びの場へまで社会貢献が広がっており、愛にあふれたチョコレートをこれからもジターリアで大切に使わせていただきます。