ヴァローナの歴史Histoire de Valrhona
タン・レルミタージュから世界へ
1922年、最高のチョコレートをめざし日々の仕事に熱意を注ぐ、フランス、ローヌ地方の一人の菓子職人の創業によってヴァローナの歴史がはじまりました。
創業以来、脈々と引き継がれてきたのは、味わいへのこだわりと熱意。
ヴァローナは世界各地に契約農園を持ち、栽培から収穫、発酵、乾燥、そして豆の選定に至るまでを現地スタッフと二人三脚で行っています。
昔ながらの製法と職人的な技術を生かし、厳しい品質管理のもと最上のチョコレートがフランス、タン・レルミタージュのアトリエで日々生み出されています。
1922
アルベリック・ギロネ 氏(Albéric Guironnet)というフランスの菓子職人が南フランスの「ヴァレ・デュ・ローヌ」地方のタン・レルミタージュ(リヨンから約80キロの町)に「ショコラトリー・デュ・ヴィヴァレ」(Chocolaterie du Vivarais)を創立。品質に敏感で、高級なチョコレートの基本は何よりも特別なカカオ豆を使用することと考えた彼は、最高品質のカカオ豆の探求を開始。まずは小さな工場で板チョコ、生チョコ、ボンボンショコラをローヌ地方の顧客向けに製造。
1950
所有者が変わると、会社は真の発展を遂げ、工場で伝統製法を守りつつプロフェッショナル向けクーベルチュール(製菓用チョコレート)の製造をスタート。
1960
ヴァローナ(Valrhona)が正式なブランドの名前として確立。
1979
日本市場への進出。
1986
一般消費者向け商品の製造開始。世界初、カカオ分70%のブラックチョコレート「グアナラ」を発売。
1988
「エル・ペドレガル農園」(ベネズエラ)を取得。
1989
ヴァローナ製菓学校「L’Ecole du Grand Chocolat」 がタン・レルミタージュに創立。 2002年には最新の設備を備えた新しい施設をオープン。類のない交流の場として、より多くの方にヴァローナ の技術を伝授したいと考えています。
1989
製菓の世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」を創設。(隔年開催) 世界20カ国以上の精鋭が挑む世界最高峰の大会。各国の国内選考で選び抜かれた代表選手 3名が、チョコレート細工、飴細工、氷細工部門にわかれ、創造性にあふれる味と食感の調和の高さを競います。同大会の設立者、オフィシャル・スポンサーであるヴァローナをはじめ、美食界の代表が同大会を支えます。
1991
マダガスカル産カカオを使用した「マンジャリ」64%を発売。
1995
ヴァローナ ジャポン株式会社とヴァローナ 米国設立。
1996
ヴァローナ スペイン設立。
はじめてのグラン・クリュ・ショコラ「ジヴァラ」が誕生。
1998
世界初、農園指定のカカオ豆を使用した、ヴィンテージ・チョコレート「グラン・クヴァ」を発売。
2001
ヴァローナ イタリア設立。
2004
フランスにて、第2工場「ドデ」を新設。
2007
「L’Ecole du Grand Chocolat」に次ぐ2校目となる製菓学校、「エコール・ヴァローナ東京」が創立。
2009
新製品「P125クール・ド・グアナラ」を日本にて発売開始。
2012
世界初、ブロンド・チョレコート「ドゥルセ」を発売。
2014
世界で4校目となる製菓学校、「L’Ecole Valrhona, Brooklyn」がニューヨーク、ブルックリンに創立。